基肄城　きいじょう

特徴

１果実５００ｇを超えることもある超巨大果実。

糖度、食味は富有柿に酷似する。違いはその大きさ、ヘタスキの少なさ。下写真の果実は、直径１０．５cm、果重５１０g。
隔年結果性は少なく、新芽の発芽、雄花の開花も遅いので、晩霜害も受けにくい。

酸度、食味は富有柿に酷似する。違いはその大きさ、へたすきの少なさ。左写真の果実は、直径10.5cm、果重510g、隔年結果性は少なく、新芽の発芽、雄花の開花も遅いので、晩霜害も受けにくい。

　糖度、食味は富有柿に酷似する。違いはその大きさ、へたすきの少なさ。右写真の果実は、直径10.5cm、果重510g、隔年結果性は少なく、新芽の発芽、雌花の開花も遅いので、晩霜害も受けにくい。岐阜県で行われたビタミンＣ含有量調査では、31品種中最高であった。

基山町隣接の鳥栖市で発見された松本早生富有の芽条変異樹のカキ品種。築城から1331年 後にその名がカキ種苗登録品種名として復活した。
この品種は、糖度、食味は富有柿に酷似する。違いはその大きさ、へたすきの少なさ。右写真の果実は、直径10.5cm、果重510gあった。隔年結果性は少なく、新芽の発芽、雌花の開花も遅いので、晩霜害も受けにくい。岐阜県で行われたビタミンＣ含有量調査では、31品種中最高であった。レモンのビタミンC含有量が、100mg/100gに対し、この品種は300mg/100g含有する。

佐賀県基山町ホームページより

7世紀後半、朝鮮半島では中国の唐と新羅の連合軍が、百済を滅ぼした。その百済復興のため、日本は援軍を送る決断をしたが大敗した663年白村江の戦い。
このため、唐と新羅の連合軍が国内に攻めてくるかもしれないという緊迫した情勢が生まれ、中大兄皇子、後の天智天皇は、大宰府防衛施設の建造を急いだ。
こうして665年に築かれたのが基肄城。百済高官の指導により築かれたこの朝鮮式山城は、大野城とともに我が国最古の山城といわれ、山全体の地形を使い周囲4キロに城壁を廻らす壮大なもの。

　松本早生の枝変わり品種で、「太秋」より１回り大きい。外観は、「富有」を腰高にして、超大型にした形。食味葉、「富有」に酷似する。名は佐賀県の基肄城跡に起因する。