果樹(果物)農家を応援するホームページ
果樹苗木の生産・販売
株式会社吉岡国光園(苗木屋)
事業者登録番号:T4-2900-0105-7172
福岡県久留米市田主丸町上原332-3
電話受付:9:00〜12:00、13:00~17:00
(日曜・祝日・お盆時期・年末年始を除く)
令和6年度苗生産中
受注は9月2日(月)9時開始
無料カタログのお申し込みは
0943-72-1578
こちらでは栗について紹介いたします。
秋の味覚栗は、栽培が比較的容易で、中間山地に植え付けられる場合が多いようです。近年は、製菓店からの果実の需要が高まっています。
以前は、栗のクリタマバチ被害は、クリタマバチ抵抗性品種(1959年発表の「筑波」など)の育成という国策により、沈静化したと学んだ。
在来のクリマモリオナガコバチは、クリタマバチ幼虫の天敵であった。クリタマバチの幼虫はゴール(巣)の中で成長するが、クリマモリオナガコバチの成虫は、産卵管をゴールに挿入し、産み付けられたクリマモリオナガコバチ幼虫が、クリタマバチ幼虫を殺す。
しかし、その後抵抗性品種にもクリタマバチの被害(虫コブ)が認められるようになり、問題になった。これは、クリタマバチが変異し、ゴール内の幼虫に産卵管が届かなくなったからだ。この対策として、より産卵管が長いチュウゴクオナガコバチが天敵として導入された。これにより、かなりの効果が得られた地域もあるが、根絶には至っていない。特に、九州地区では天敵の十分な増殖が確認されていない。
チュウゴクオナガコバチは飼育できないため、圃場で増殖した固体を使用する。天敵は、ゴール内で越冬するためゴールのついた剪定枝は、チュウゴクオナガコバチの羽化が終了するまで園内に残し本種を保護する。但し、4月下旬~6月上旬になると、本種に寄生(殺す)する土着の寄生蜂が羽化するので、それまでには焼却処分し、土着の寄生蜂の発生を少なくしなければならない。 つまり、今までクリタマバチ抵抗性品種として世に発表された品種も、現況下では有効でないものもあるようである。特に、1959年以降に抵抗性品種として育種された品種に該当するものがある。個人的な情報であり責任は取れませんが、苗木選択に御参考下さい。
栗は自家受粉しないと考えて良い。開花期に独特の香を発散し、花粉媒介昆虫を誘うが、花蜜を分泌するのは雄花のみで、雌花にはない。よって、ミツバチ(媒介昆虫)による受粉も考え難い。但し、雄花は蜜を分泌するので、栗のハチミツが販売されているのはこのためである。だから、栗の受粉は風媒が中心とされる。よって、近距離に受粉樹を混植する必要がある。1つの雌花の受精能力は約1カ月あり、他の雌花も順次咲くので、最低1カ月の受粉期間があると考えて良い。よって、雌花の受精能力保有期間と雄花の開花期が完全にずれることは少ない。栗品種組み合わせの有利性である。よって、家庭園芸では組合わせは気にせず、興味がある品種を選ぶ、小規模、道の駅などでの販売目的の場合、品種数を増やしカバーする程度で良い。
経済栽培を狙う場合、3果きゅう(毬に3果)歩合を高くすることが重要である。この場合雌ずい突出後12~18日ごろに受粉することが望ましいとされている。開花期は概ね早生品種が早く、晩生品種が遅い傾向がある。よって、栽培管理の便利さも考えると、早生品種は早生の中から、晩生品種は晩生の中から受粉樹選ぶと良い。また、先に述べた雄ずいの受粉適期から理解されたよう、珍しく栗の場合は、受粉樹の開花期は主品種の雌花の開花期より早いより、遅い方がよい。但し、「ぽろたん」や「ぽろすけ」のように渋皮の剥離性を持つ果実を、他品種と混植しないように、受粉樹を選ばなければならないケースもある。
有名な「銀寄」、茹で栗に最高な「利平」。味の良い「美玖里」、皮が剥き易い「ぽろたん」「ぽろすけ」。用途によりお選びください。
尚、栗は自家受粉しませんので、2品種植え付けをお奨めします。
2024年度旧カタログ
☆素掘苗木受注開始します☆
2024年9月2日月曜日
お電話・FAXともに午前9時~
今期2024年度もよろしくお願いします。
戦後の昭和23年頃より苗木を作り始め、70年以上果物の苗木業を営んできました。
NEW!!
2024/09/02
カタログが出来上がりました! おかげさまで、すでに完売品種も出ておりますので、 ご希望の品種はお早目にご注文お願いいたします。
在庫の確認・請求書の発送も遅くなりますが、少々お待ちいただけると幸いです。
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